【デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士】 聾者のことを知りたい方にお薦め

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書籍・資料

「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」 丸山正樹著

聴覚障害者を扱ったミステリー小説。
耳が聴こえない両親(聾者)のもとに生まれた聴こえる子供を「コーダ」というが、主人公はコーダ。家族でただ1人の聴こえる人だったことから幼い頃より家族の通訳の役割をさせられてきた。
その後、聾(ろう)社会とは距離を置いていたが、仕事も結婚も失敗した男は、思い悩みながらも手話通訳士になり、聾者とまた関わりを持つことになる。
そんな男の元に法廷通訳の依頼が舞い込んでくる。その依頼をきっかけにある事件と関わっていくのだが、聾者の取り調べや裁判などを通して、私たちが普段考えることのない世界を垣間見ることができる。

聾者のこと、聾文化や手話のことなどを知りたい人にはお薦めである。
また、知らない世界を知る面白さがあるので、聴覚障害に全く興味が無い人でも面白く読める。
現実にこういう世界があることは多くの人に知って欲しい。

この本の感想は別記事で書いています。
本の内容から脱線しているところもありますが、こちらも読んでいただけると嬉しいです。
「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」を読んで思ったこと

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続編も出ています。
続編はこちら→【龍の耳を君に(デフ・ヴォイス新章)】前著「デフ・ヴォイス」に続きお薦め

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