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今、真剣に折りたたみ傘を探している。
メインの傘が壊れるたびに何本も買い直しては失敗する私。
今回もすでに1本買って後悔している。
後悔しても、取りあえず購入した傘が臨時で使えるので、腰を据えて真剣に探そうと思う。
ここで紹介する傘は、私の忘備録を兼ねているので、私と志向性が似ている人でないと、あまり役には立たないかも。
で、私が欲しい傘の条件は、別記事の「丈夫で強い折りたたみ傘が欲しい!」でも書いた通りだが、簡単に言うと下記条件が全部クリアされたもの。但し、「軽い」と「丈夫」、それに「ある程度の大きさ」も欲しいとなると、全部クリアするのは難しい。そのことは承知しているので、何にウエイトを置いて、どこをどの程度妥協するのかは、商品を探した後にじっくり検討しようと思う。
【私が傘に求める条件】
(最重視◎、極力重視〇、出来れば合った方が良い△)
◎重さ:300g未満 ※希望は200g以下
◎収納時寸法:30cm未満 ※希望は25cm以下
〇風に対する強度:骨の数は8本以上、耐風構造など風にある程度強度がある傘
〇傘の大きさ:親骨55cm以上 ※希望は親骨60cm以上or直径105cm以上
△撥水加工
△傘を開く時に骨や生地を伸ばすなどの手間がないもの
私が傘選びで重視するポイントは、基本的に毎日鞄に入れて持ち歩くことが目的なので、軽くてコンパクト。この条件は外せない。
そして今回の買い替えの原因は傘の強度なので耐風性も考慮。
この強度は構造が影響するので単純に素材や骨の数だけで判断できることではない。したがって、耐風性能があるのか、また実際のところはどうなのか、できるだけ多くの口コミ情報をチェックして検討した。
なので良い傘ですと絶賛している人が多くても、トータル的に見て不良品率が高いと感じた製品や、ある機能が優れていてもその他に致命的な問題があると感じた製品は検討から外した。
そして、そもそも強度と軽さは製品としては正反対の要素を求めることになるので、全てに納得する製品に出会わなかった場合は、気に入った点にウエイトを置いて満足度を高めることも考えようと思っている。よって上記条件からはみ出ても、魅力に見えた製品、気になった製品はどんどん書き足していこうと思う。
ちなみに選択肢はいろいろある。
折りたたみ傘1本であらゆる場面で使えるに越したことはないが、その場合、超軽量は諦めなければならない。
長傘もしくは強度の高い折りたたみ傘との併用を考えるならば、普段の持ち歩きは臨時と割り切って超軽量にするという考え方もできる。
まずはどんな傘があるのかを知らなければ用途で選ぶこともできないので、「耐風性能の高い傘」「大きさや重さなど全体のバランスが良い傘」「超軽量傘」の3方向でピックアップしていくことにする。
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【耐風性能】
風に対する強度で探すと必ず上位に挙がるのが、totes(トーツ)のTITAN(タイタン)。
totesはアメリカのメーカーで創業は1924年。折りたたみ傘の発売は1970年~。そして2013年に発売したのが、風速112km/hにも耐えられる折りたたみ傘「TITAN(タイタン)」。風速112km/h(31m/s)と言えば相当な暴風で、まさに台風でも使える強靭な傘。TITANのこの耐風性は非常に魅力で、重ささえクリアすれば使ってみたい傘だが、残念ながら2018年5月現在で300gを切る商品はなかった。しかし今後の動向は注目したいメーカーなので、TITANの中では軽めでコンパクトな傘を候補に残した。親骨60cmの定番サイズのTITANも参考に記載。
因みに下記の【8661】は骨の数が6本。傘の形状や雨に濡れる面積を考えれば骨の数は8本以上ある方が嬉しい。TITANにも8本骨の軽量(350g)タイプもあるが収納時寸法は29.5cmと若干大きめで、公式サイトでは一覧から外れており、Amazonでも再入荷予定無しの在庫切れとなっていたので、ここでは省くことにした。
この他、TITAN同様、強風に強いシリーズに「Vented Canopy(ベンテッドキャノピー)があり、こちらは傘生地が二重構造になっており、傘の内側からの風を外側に逃がすことで、傘が風に煽られてひっくり返ることを少なくしたというもの。こちらは現在公式サイトに紹介されているのが500gとかなり重い製品のため除外。
totes TITAN(タイタン)【8661】4 sec Mini AOC
・4つ折りでコンパクト。コンパクトながらもTITANの特徴である耐風性を兼ね備えている。
・口コミでは概ね好評だが、収納時に畳んで袋に入れるのが若干手間のようだ。
・定価で5,800円(税抜) 8色展開 ※2018年5月現在
〇重さ:360g
〇収納時:24cm
〇親骨:56cm
〇骨の数:6本
〇直径:100cm
〇自動開閉
〇撥水加工
totes TITAN(タイタン)【7559】60cm 3 sec AOC
・TITANシリーズの定番モデル。耐風性・骨組みの強さは維持したまま使用サイズも程よいとされているので参考に掲載。
・この製品は傘の大きさと丈夫さで購入する人が多い。但し、携帯用としては重いとの声も多い。
・定価5,800円(税抜) 8色展開 ※2018年5月現在
〇重さ:410g
〇収納時:32cm
〇親骨:60cm
〇骨の数:8本
〇直径:108cm
〇自動開閉
〇撥水加工
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【軽量:全体バランスの良い傘】
mont-bell (モンベル) トレッキングアンブレラ 1128550
・1975年設立の㈱モンベルはアウトドア用品のメーカー。
・この製品は、軽量だが8本骨なので強度もそこそこあり、購入者の評価も概ね良好。但し、傘の開閉は少々手間のようで、骨を伸ばしてから開かねばならない点などは不評。軽さを取るか手間を取るかという選択になる。
・定価4,500円(税抜) 6色展開 ※2018年5月現在
〇重さ:150g
〇収納時:27cm
〇親骨:55cm(カーボン)
〇骨の数:8本
〇直径:98cm
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【超軽量】(臨時用と割り切っての利用)
MACKINTOSH PHILOSOPHY(マッキントッシュ フィロソフィー) 超軽量ミニ傘 バーブレラ
・この製品は、英国のMACKINTOSH社との業務提携によりムーンバット㈱で生産されたもので、軽さとファッション性を兼ね備えた超軽量ミニ傘として販売されている。カラーバリエーションが多い。
・親骨は50cmと55cmがあり、重さは85g~115gまであるが、傘の直径はあまり変わらないようなので、私が検討するとしたら軽量の85gかな。但し、試しに買うには値段が税込で7000円以上とちょっとお高めなので、実際に製品を手に取ってみないと決断はできないかも。
・定価7000円(税抜) ※2018年5月現在
〇重さ:85g
〇親骨:50cm
〇骨の数:6本
〇直径:85cm
pentagon(ペンタゴン)79
・2016年設立の傘のメーカー、アンベル㈱の製品。
・この製品は、79gと超軽量だが 風速15m/sまで耐えられる耐風構造で、軽さと丈夫さの両立が特徴。耐風検査の動画がYouTubeにもアップされており、軽さと丈夫さを求める私としては心が動いた超軽量傘。
・但し、ペンタゴンの名の通り、骨5本の形状なので 本格雨には小さ過ぎる。したがって、通常使いではなく、あくまで急な雨対策としての携帯と割り切った使い方となる。
・定価4,000円(税抜) ※2018年5月現在
〇重さ:79g
〇親骨:50cm
〇骨の数:5本
※この商品は、アンベルのネットストアか、ロフト店舗で購入可能。親骨54cmの商品(税抜4,500円)もあり、こちらはロフトのネットストアで購入可能。
※重量72gの「pentagon72」もあるが、これはアンベルのネットストアで購入可能。
kiu Air light umbrella(キウ エアライトアンブレラ)
・「KiU」は、㈱ワールドパーティのブランド。
・軽さは好評だが、小さ過ぎることと、開く時の手間は不評。直径78cmというのは女性でもかなり小さいサイズのため、本格的な雨には使えない。あくまで臨時。
〇重さ:約90g
〇収納時:21cm
〇親骨:50cm
〇骨の数:5本
〇直径:78cm
・定価3,000円(税抜) ※2018年5月現在
※重量約130gの「Air light umbrella Large 130g」(税抜¥3,600)もあり、こちらは親骨60cm・直径94cm・収納時寸法24.5cm。
mabu 超軽量折りたたみ傘 hane(ハネ)
・2008年設立の㈱マブワールド(レイングッズメーカー)の製品。風速20m/sに耐える動画がアップされており、その動画で心動いた。但し、動画は真正面からの風で10秒程度なので、横からの風に煽られた時の強度は不明。ただ、このクラスの超軽量傘の中では強度がある方かもしれない。
・評価は80g弱の軽さが評価されている一方で、5本骨のため小さ過ぎるという声や、開く時の手間等は不評。
・定価3,500円(税抜) ※2018年5月現在
〇重さ:77g
〇収納時:22.2cm
〇親骨:55cm
〇骨の数:5本
〇直径:91cm
mont-bell トラベル アンブレラ 1128552
・6本骨なので5本骨よりは濡れにくい。他の傘と同じく軽さの評価は高いが開閉の手間は必要。
・収納時寸法はこのクラスの傘では長め。
・定価は5200円(税抜) 3色展開 ※2018年5月現在
〇重さ:86g
〇収納時:26cm
〇親骨:50cm
〇骨の数:6本
〇直径:88cm
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私の興味を引いた傘は以上だが、本格的な雨にも使える丈夫で大きい軽量折りたたみ傘は探し出せていない。
今のところ、バランスでは150gの「mont-bell トレッキングアンブレラ」が候補に挙がっているが、最近購入した傘より重さは100g程度軽くなるものの 傘の直径は変わらず、また収納時寸法は2cm大きくなるなど、わざわざ買い直すほどの条件差があるわけではない。
これならば、いっそ臨時と割り切って超軽量の中から 風で壊れにくそうな傘を選び、本格雨の時は長傘か多少重くても丈夫で大きい折りたたみ傘を使うなど 併用を考えた方が良いのかもしれない。
とはいえ、まだ諦めていない。
私の傘探しは、まだまだ続く。
良さそうな傘を見つけたら、随時追加更新しようと思う。