やりたい事を後回しにしない

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ひとりごと

[ひとりごと9]

2024年最初のブログです。
本年もよろしくお願いします。

年々時間の感じ方がスピードアップしています。
子どもの頃の1年はあんなに長かったのに、今はほんとにアッという間です。

スピードが年々加速しているのは、個人の感じ方だけではありません。
科学の進歩も目まぐるしいです。
江戸時代ならこの道に進むと決めれば、その職を一生続けることができました。
その道に入って何年も何十年もかけて熟練していきます。
積み重ねた努力が報われるので、人の一生として幸せなペースだったと思います。

今は違います。
私が学生だった時に「これからの時代はこの技術を身につければ食べて行ける」と言われた新しい技術(仕事)が、10年後には他の新たな技術の登場で消滅してしまったし、その後もそういったことを繰り返しています。
応用的な進化ならまだしも、概念が異なると新たに覚え直さねばなりません
そうなると、経験より順応性の高い人の方が有利になるので、年を取るほど不利になります。

もう若くはない私はこのままやりたい事を後回しにし続けていたら、マジで虚しい人生になってしまうことに気づき焦り始めています。
ずっと仕事中毒みたいな体質を引きずって仕事ばっかりだったけど、そんな自分とはサヨナラして、今年は“自分の人生の目標”に向けて歩き出すスタートの年にしたいと思います。

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■人間の寿命には限りがある

私が焦り出したのは、人間の寿命を意識したからでした。
1年は年々早くなっていますが、この先もきっと短くなります。そう考えるとゆっくりしていられない年齢に入っていることに気付いたのです。

厚生労働省のデータを見ると、日本人の平均寿命は2019年時点で男性81.41歳、女性87.45歳。2040年推計で男性83.27歳、女性89.63歳とありました。
長寿になったとはいえ、人の一生はたかだか80年程度。
健康寿命に至っては、男性72.68歳、女性75.38歳です。
更に 昨年亡くなった有名人に50代や60代の方が多かったのも衝撃でした。
私の寿命が何歳なのかは分からないし、いつまでも元気とは限らないと思うと、残りの人生をやりたくない事に費やしていれば、死ぬときに大後悔すると思ったのでした。

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■加速的に進化する世界

更に、私が自分の人生を見直すきっかけになったのが生成AIの登場です。
これまでの進化も目まぐるしかったのですが、生成AIの登場は、これまでの常識を覆してしまいました。
アイデアや芸術など創造の分野は人間の領域だと思われていたのが、生成AIの登場で怪しくなり、私は少なからずショックを受けました。

これは当然に人の働き方や 人の役割に大きく影響してくるでしょう。
新しい技術の登場は、新時代への分岐点となって新たな世界を生み出しますが、現段階では未来の方向が極めて予測しにくい状態です。
若ければ時代の分岐点を新たなチャンスと捉えてワクワクしたかもしれないし、少なくとも生きて行くための学びに必死になっていたと思いますが、もう若くはない私は不透明な未来に右往左往している時間はないし、すぐに変化するものに振り回されて貴重な時間を失うのも もうごめんです。

ということで、私は新しい知識を学ぶならば、仕事ではなく、自分のやりたい事を優先することにしました。

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■案じていること(余談)

ちょっと余談です。
生成AIの登場でいろいろ便利になるのは確かで、聴覚障害を持つ私は期待するところも大きいです。
だけど、このままAIを野放しに進化させて良いのかには疑問があります。
進化のスピードがこれまでより加速すると、人間の適応がそのスピードについていけない可能性が高いからです。
働く人にとっては、進化のスピードは地獄です。
これまでは中年になって痛い目に遭うぐらいのスピードでしたが、これからは20歳代で痛い目に遭う可能性も高くなったわけで、その内 学校で学習中に その内容が どんどん使い物にならない過去の概念になってしまうほど加速してしまうかもしれません。

そこまで来ると、人間がAIに勝てる分野は ほぼゼロになっていることでしょう。
すると、人が働く意味も変わって来るかもしれません。
仕事はすべてAIがして、人間は趣味で働くだけになるかもしれません。
それなら味気なくても、楽しみを見つける方法はあるので、幸せかもしれません。

だけど、逆の可能性の方が高いので懸念しています。
その可能性とは、AIに牛耳られてしまう可能性です。
下手をすると人類が滅びてしまうかもしれません。
なぜそう思うのか。
それは 人間に似たモノを作りたがる人がいるからです。
もう既にAIは判断力を持ち始めています。
機械は感情を持たないと言う人がいるけれど、AIは感情を学ぶことはできます。
AIが人間の感情を学び続ければ、やがては感情的な行動判断をする化け物が生まれても不思議ではありません。
今でもやり取りをすれば人間顔負けの感情表現をしてきます。
本当の感情が無い分だけ却って恐ろしいです。

人間には良くも悪くも「欲」があります。
欲は物欲だけではなく、知りたい、頑張りたい、こういったこともすべて欲に支えられています。
相手のためを思ってする行動も、相手に共感できる心を育てることも、相手の欲(何をしてほしいか)を推察する力があるからできるのです。
だから、人間のように相手を思いやって自ら行動するロボットを作ろうと思えば、人の感情を学ばせることになるでしょう。
すなわち、欲を学ばせることになります。
だけど実際には「善」の心しか持たない人間はいません。
「善」を実行している人も、心の中で葛藤が生じるのが人間です。

「善」の定義も、「正義」の定義も、人によってバラバラ。
すなわち、AIが何を「善」と捉えるかは分からないのです。
いまだに戦争が無くならないことからも、結論ははっきりしています。
人間を学ばせるほど破滅に向かうということです。
もしも、AIが欲望を学習すれば、AI自らが冷徹な独裁者になる可能性も否定できなくなります。
人間の感情には弱さがあるけれど、AIにはそれがない分、とても恐いことです。

現在はまだそこまで行っていませんが、AIの進化が速過ぎるため、すでに様々な問題に対する法制化が追いつかない事態になっています。
先を読む力が無ければ 法自体が抜け穴だらけになる時代に突入です。

人間には頭で想像したことを実現する力があります。
生成AIの登場は、昔で言えば、まさにSF小説が実現したようなものです。
そしてSF小説では、様々な危機が描かれています。
AIの進化はそれだけ危険と隣り合わせになるということです。
どうか未来は幸せであってほしいと、心から願います。

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■今年の私の目標

余談が長くなりました。
AIに関してはいろいろ懸念したところで、すでに仕事や生活で無視できない存在になっています。
私も当然のごとく今後の仕事にAIの活用が頭をかすめます。
仕事のために、その方面の知識を学ぶことも考えましたが、私は立ち止まることにしました。
積極的に時代について行こうとすれば、また自分の時間を犠牲にしてしまうからです。
ここは言われてから行動するぐらいの消極的態度で行こうと思います。
理由は前述の通り、今の私が心から欲しているのは、仕事ではなく、自分がやりたい事をする人生だからです。
もちろん、これまで通り定時内は真面目に仕事をします。時間内で出来ることなら新たなチャレンジもします。だけど受け身である限りいつかは仕事で使えない人になる可能性は大です。それは収入に影響するであろうことも覚悟の上。収入への不安で自分のやりたい事を後回しにするのはもう止めです。

とはいえ、決意と言うには大袈裟なほど、今の私の決意はとても小さいです。
絶対にプライベートの時間に仕事を持ち込まないという決意。残業や休日出勤は絶対にしないという決意です。
これは 難なく実行している人もいますが、私の場合は長年の習性と、頼み込まれると弱いという性格 + 頼まれたら無理してでもやり遂げてきたこれまでの行動が仇となって、”頼めば何とかしてしてくれる”と思って頼んでくる人がいるため、強い意志がないと、断り切れずにまた仕事に流される可能性が高いのです。

そこで自分の決心を完全に固めるために、自分の目標をここに記すことにしました。
今年の個人的な目標は『意識改革』です。

今までの私は仕事が趣味みたいな生き方をしてきました。
仕事の内容が嫌いでも、仕事と名が付けばなぜか一所懸命になってしまう性分で、過去の私は高い評価を目指して頑張ることが好きでした。
ところが、いつしか それがプライドとなり、また責任感となって、いつの間にか仕事を楽しむのではなく、仕事にがんじがらめになって抜け出せなくなってしまいました。

幸い(?)私は難聴の悪化により 何年か前に第一線から退かざるを得なくなり、今の私は昔に比べると 責任が軽くなった分、かなり気楽に仕事をしています。
退く時はとても悲しかったけれど、今思えば 耳が限界に達したおかげで仕事漬けの毎日から抜け出せたわけで、それを思うと この悲劇はラッキーだったのかもしれません。

とはいえ、仕事のポジションが代わっても、すぐに仕事を抱えてしまう習性は残っています。
残業を断る時、心が痛むのも直りません。
期待されると頑張りたくなるのも同じです。
そんなんで頼まれると無理してでも引き受けてしまいがちなので要注意。
仕事は”時間内だけ”という簡単なことからの意識改革です。

同時にやりたい事にも着手します。
ただ仕事以外にもいろいろ問題を抱えているので、やりたい事に全力投球する前に生活自体の改善も図らねばなりません
とにかく新たに前進する年にする!と、ここで誓いたいと思います。

年初のブログを個人的な決意の場にしてしまいました。(すみません)

皆様にとっても それぞれの目標に向けて前進する1年でありますように。

[お知らせ]
このブログは元々不定期だったのを 昨年から 月2回アップすることにしていましたが、今年は時間にゆとりがないので、不定期に戻させていただこうと思います
とはいえ 最低でも月1回はアップしたいと考えていますので、これからもどうぞよろしくお願いします。

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