【からだの豆知識「閃輝暗点」】
はじめて、視界にギザギザしたものが突然現れた時は、自分の体がどうなったのかと心配になります。
それは「閃輝暗点（ｾﾝｷｱﾝﾃﾝ）」と言って、多くの場合、問題はありません。
■閃輝暗点の経験談
私が初めて閃輝暗点を経験したのは10年位前です。
初めてこの症状が出た時は、目がおかしくなったと物凄く慌てました。
今は慣れてしまって「またか･･･」という感じです。
人によって多少違うかもしれませんが、私の場合、突然視野の中心が見えにくくなり、よく見ると小さな黒い点のような物があり、それがギラギラした物に変わってだんだん大きくなっていきます。
光るギザギザの輪っかが広がって行く感じで、輪っかが大きくなると中心の視野は普通に見えるようになり、キラキラしたギザギザ模様に囲まれる感じになります。
拡大は止まることなく、外へ広がり、やがて視界の外へと消えて行きます。
一般的には20分位で消えると説明されることが多いですが、私の場合は見えにくいと感じてからキラキラが無くなるまで30分～1時間位かかっていると思います。正確に測ったことはないけれど、1時間もすれば元通りなので 今は「またか」という感じで 細かい事は気にしていません。
■閃輝暗点が発生する原因
原因は脳の視覚の中枢の血管が収縮して、一時的に血液の流れが変化するためと考えられています。
この症状が出た後に片頭痛を起こす人が多いため、片頭痛の前兆と捉える人もいますが、必ず片頭痛が起こるとは限りません。
閃輝暗点を誘発する原因としては、精神的ストレス、疲労、睡眠不足、肩凝り、喫煙、飲酒などいろいろ考えられます。
誘発因子に心当たりがあるならば、それを避けるようにしましょう。
頭痛を伴わない閃輝暗点の中には、まれに 脳梗塞、脳腫瘍などの重篤な疾患のサインであることがあります。
症状の持続時間が長かったり、頻度や症状自体に大きな変化がある時は病院で診てもらった方が良いと思います。
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